9月に入り気温も少しずつ落ち着いてきましたが、台風10号という新たな懸念事項が発生しているようです。
台風10号は、8月31日(月)にフィリピンの東で発生していた熱帯低気圧で、今はまだ“たまご”の状態ではありますが、このまま発達していけば日本に上陸する可能性もあります。
この記事では、台風10号2020のヨーロッパの進路予想図や最新情報をまとめています。
毎年甚大な台風被害にあっている日本としては、まだたまごの状態とはいえ台風10号の動向が気になりますし、参考にしていただければ幸いです。
台風10号2020のたまごは?米軍ヨーロッパの進路予想図や最新情報
8月31日(月)15時ごろにフィリピンの東で発達していた熱帯低気圧ですが、このままでいけば9月2日(水)までには台風に発達する見込みです。
この熱帯低気圧が発達して台風になると、台風10号になります。
ここで、台風の定義をチェックしておきましょう。
気象庁によると、
“熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度とり西の領域)、または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。”
(気象庁HP引用)
とのこと。
現在の台風10号のたまごの最大風速は15m/sと、気象庁が発表している台風の定義にはあてはまりませんが、気象庁による9月2日15時の予報では最大風速が20m/sとなり、台風10号へと発達していくようです。
ここで、気象庁以外で発表されている台風予報もチェックしておきましょう。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の最新情報(9月1日時点)では9月3日から4日にかけて急速に発達して日本に向かって進んでいく様子が予想図から分かります。
また、米軍合同台風警戒センター(JTWC)でも台風10号のたまごを確認することが出来ます。
赤い丸で囲んであるTS 11W “ELEVEN”が台風10号のたまごです。
左上の方には台風9号がはっきりと映っていますね。
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台風10号2020の日本上陸の影響は?
9月4日・5日・6日・7日にかけて急速に発達し日本へと上陸すると思われる台風10号ですが、もしこのまま日本に上陸した場合、どれくらいの影響があるのでしょうか?
ウェザーニュースでは台風10号は日本列島に大きく影響を及ぼすとツイートしています。
小笠原近海の熱帯低気圧は明日2日(水)までに台風10号となる見込みです。海面水温の高い領域を進み、かなり発達して日本列島に大きく影響するおそれがあります。最新情報の確認を欠かさず、最悪のケースに備えた対策が必要です。https://t.co/b9Y7du8CdC pic.twitter.com/nOb9wsTJOc
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 1, 2020
最悪の場合、非常に強い勢力で沖縄をはじめ九州に接近している台風9号以上に大きな影響を及ぼすのではないかという見方も出ています。
船や飛行機の欠航がでたり、停電になる恐れもおりますので防災グッズの見直しを早めに行っておくと良いでしょう。
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以上、台風10号に関する最新情報や日本上陸の影響などのまとめでした。