日本中を震撼させた事件が爆報で放送
三菱銀行人質事件のことが3月23日放送の「爆報！THEフライデー」で取り上げられることとなりました。
この事件は、当時日本中を震撼させました。
このときの事件時の状況や犯人の梅川昭美の動機や生い立ち、人質となっていた女性行員や母親のその後が気になるところですよね。
3月23日放送の「爆報！THEフライデー」では、新事実なども明かされるそうですが、
そちらはわかり次第追記していきます！
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まずは、三菱銀行人質事件の犯人、梅川昭美の動機や生い立ちについて迫っていきたいと思います！
三菱銀行人質事件犯人梅川昭美の動機や生い立ちは？
まず、簡単に梅川昭美のプロフィールから見ていきたいと思います。
名前 ：梅川 昭美（うめかわ あきよし)
生年月日：1948年3月1日
一見、名前だけ見ると女性のようですが、男性です。私も初めは女性なのかな？と思いましたが、調べていくと男性でした。
ここからは、梅川昭美の生い立ちに迫っていきたいと思います！
梅川は広島県大竹市小方向村で生まれました。
当時、父46歳、母42歳で姉もいましたが、梅川が生まれる前に亡くなっているようです。
幼少時代を極貧の中で過ごしています。
8歳の時に父親が脊髄を患い歩行困難となり退職、母親は梅川が小5の時離婚して家を出て行ってしまったようです。
もしかすると、このことが後々に彼を非行の道に走らせる要因となってしまったのかもしれませんね。
その後、梅川は父親の故郷である香川県大川郡引田町に連れて行かれ、現地の小学校に転入。
梅川の父は、家族から冷遇されており、そんな父を見た梅川は父親に嫌気がさし、別れた母親を頼って生まれ故郷の大竹市内に逃げ帰りました。
工場の炊事婦として朝から深夜まで働く母親の元で梅川は放任状態となり、中学時代には補導が度重なり外泊も頻繁になっていたようです。
このとき、梅川は母親に構って欲しかったのかなと私は思ってしまいました。まだ中学生くらいではまだまだ母親に甘えたいという感情は少なからずあったのでしょう。
15歳のときに以前アルバイトした大竹市内の土建業者宅に強盗目的で侵入し、家人の妻の命を奪ったうえ現金や通帳などが入った金庫を奪いました。
逮捕され、山口の特別少年院へ送致収容されています。
供述において梅川は「（金を取るのに）邪魔だったから」「他の奴らはぬくぬくと暮らし、なんで俺だけが貧乏して苦しまないかん」と述べたということです。
梅川の少年院行きを命じた広島家庭裁判所は、審判の最後に「少年の病質的人格はすでに根深く形成されていて、容易に矯正しえないものである。少年が今後、社会に出れば同様の多種の非行を繰り返し、再び犠牲者が出る可能性があると思料される。だが少年であるがゆえに処罰しえない」と補足していました。
梅川は何度か女性と交際し、犯行寸前まで同棲していた女性もいたそうです。
嫉妬に狂った梅川が女性を裸にした上で玄関の外へ放り出したのは1度や2度ではなかったようです。
1979年1月26日に三菱銀行人質事件を起こし、銀行員と警察官を2人ずつ手にかけた後、1月28日に大阪府警察本部警備部第二機動隊零中隊に狙撃され30歳没（享年32）。
事件現場は恐ろしい事態に
彼の生い立ちから分かるように、既に犯罪を何度も犯していてこのような事件がいずれ起きることは容易に想像出来ますね。。
世の中にはいろんなタイプの人間がいるということを改めて感じます。。
なお、三菱銀行人質事件の当時のことは事件記者である大谷昭宏さんの本でも取り上げれているようです。
続いて動機です。
動機について調べてみると、借金の返済のためだったようです。
彼は極貧生活を送っていたということで、あまりまともな仕事をしていなかったようです。
そのため、生活するために借金をしていたのではないかと思われます。
三菱銀行人質事件の真相！女性行員や犯人の母親のその後は？新事実も
ここからは、事件の真相について書いていきたいと思います！まずは事件の概要から説明します。
1979年（昭和54年）1月26日に、単独犯人の梅川昭美が大阪府大阪市住吉区万代二丁目の三菱銀行北畠支店に銀行強盗目的で侵入しました。
客と行員30人以上を人質として立てこもり、警察官2名、支店長と行員、計4名を手にかけ、女性行員を裸で行内の接客カウンター前で横一列に立ち並ばせ、籠城を続けました。
大阪府警察本部は投降するように交渉を続けましたが、事件発生から42時間後の1月28日、SATの前身である大阪府警察本部警備部第2機動隊・零（ゼロ）中隊が梅川を狙撃し事件は幕を閉じました。
この事件の中では、女性行員を裸体にして並べるという、「肉の盾」というものがありました。
梅川が三菱銀行人質事件で肉の盾として使用したのは全て女性でした。
その後、女性行員たちに自分を囲むように配置させました。
また、ストックホルム症候群というものも、この事件で話題となりました。
ストックホルム症候群とは、被害者が加害者に対して過度の同情や好意を抱く特殊な心的相互依存感情のことです。
極限状態で起こる症状も話題に
この心理現象は生存本能の一つで、逃げられる状況になっても逃げだすことをしなかったり、犯人に協力したり、犯人と一緒になって犯罪に手を染める場合もあります。
三菱銀行人質事件でもこのストックホルム症候群は顕著に見られ、警察の指令本部に何度も女性行員たちから余計なことをしないでほしいという抗議の電話があったり、監視役の行員も警察が近付くとそれを梅川に伝えたりと三菱銀行人質事件解決に不利な行動を多くとりました。
また、ストックホルム症候群の恐ろしいところは事件が解決して解放されてからも犯人をかばい続ける行動をとる人がいたという点です。
一度ストックホルム症候群になってしまうと中々その呪縛から解放されることはなく、特に誘拐事件などの場合はそうした症状が特に表れるようです。
三菱銀行人質事件では人質は毒見をさせられるという様なこともさせられ、極限的な狂気の中に居たため世の中にストックホルム症候群の恐ろしさを広めるきっかけとなりました。
続いて母親についてです。
母親のことは大事に思っていたようで、自身の借金が事件後に母親の元へいかないように行員と何度も打ち合わせをしたようです。
母親だけには好かれていたいと思うということは、まだ人間としての人情の部分は持ち合わせていたのかなと少し思いました。
大阪府警のヘリで香川県から梅川の母親（当時73歳）が現場に到着。
母親が説得に来ていると告げられた梅川は「そらあかん」と電話を切ったところ、捜査員は母の手紙を差し入れました。
昭美 お母さんが来ていますのよ 朝のてれび見て知ったのですが、おまえどうしたことをしたのです。 いま、でんわをかけてもらったけれど、なんですぐ、きってしまったのか いまそこにいるおかたを、わけをはなして、母上のたのみですから、 ゆるしてあげてください 母上のたのみです 母より”
出典
三菱銀行北畠支店猟銃強盗殺人事件
前述しましたが、3月23日放送の「爆報！THEフライデー」では、新事実なども明かされるそうなので、
そちらはわかり次第追記していきます！
まとめ
今回は、女性行員の部分と母親のことについてのみピックアップさせていただきました。
この事件では、あまりに残酷過ぎて放送や報道が出来ない、そんなレベルのものでした。
当時、銀行内で人質にあった方々が現在、過去のトラウマとして強く心に残ってしまっている方もいらっしゃることでしょう。
【追記】
新事実についてですが、当時梅川と付き合っていた女性は15歳の少女で大阪のスナックに勤めており、梅川と同じように大きな事件を起こしたヒットマンの鳴海清とも付き合っていたようです。
この女性の数奇な運命を感じますね。
今後、このような事件が起きないことを祈るばかりですね。
